(うみ)(ゆた)かさを(まも)ろう


(わたし)たちの地球(ちきゅう)(おお)くの部分(ぶぶん)()めている(うみ)は、(さかな)などの海産物(かいさんぶつ)をもたらしてくれるだけでないんだ。

(うみ)水温(すいおん)海流(かいりゅう)は、気象(きしょう)変化(へんか)汚染物(おせんぶつ)(しつ)浄化(じょうか)とも(ふか)(かか)わりがあるみたいだね。

でもいま、海洋(かいよう)汚染(おせん)地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)による水温(すいおん)上昇(じょうしょう)により、(ゆた)かな海洋(かいよう)資源(しげん)破壊(はかい)されつつあることが(おお)きな問題(もんだい)になっているんだよ。

(うみ)二酸化(にさんか)炭素(たんそ)吸収(きゅうしゅう)する性質(せいしつ)()っているけど、世界(せかい)二酸化(にさんか)炭素(たんそ)排出(はいしゅつ)(りょう)()えたことによって、二酸化(にさんか)炭素(たんそ)吸収(きゅうしゅう)した(うみ)酸性(さんせい)()している問題(もんだい)もそのうちの1つだね。

(とく)にサンゴは水温(すいおん)上昇(じょうしょう)酸性(さんせい)()(よわ)いから、毎年(まいとし)(おお)くのサンゴ(さんご)(しょう)(うしな)われてしまっているんだ。サンゴ(さんご)(しょう)()っていることは、(うみ)生態系(せいたいけい)破壊(はかい)されていることの象徴的(しょうちょうてき)事例(じれい)ともいえるね。



(うみ)(ただよ)うゴミの問題(もんだい)もある。海洋(かいよう)ごみのうち6(わり)から8(わり)()めている、微生物(びせいぶつ)によって分解(ぶんかい)されないプラスチックが(うみ)()(もの)(あく)影響(えいきょう)(あた)えている世界(せかい)注目(ちゅうもく)している問題(もんだい)の1つだね。

【マイクロプラスチック】とは
マイクロプラスチックとは直径5ミリメートル以下の小さなプラスチックのことをいいます。
マイクロプラスチックは発生源の違いにより「一次マイクロプラスチック」と「二次マイクロプラスチック」の二つに分類されます。一次マイクロプラスチックは微細なため回収が難しく、製品化した後の対策や自然環境中での回収は困難です。誤飲によって生物・生態系への影響も懸念されています。
(1) 一次マイクロプラスチック(primary microplastics)
かつては洗顔料や歯磨きなどのスクラブ剤に小さなプラスチックの粒が含まれていたこともあり、その商品を使うと排水溝を流れて一部は下水処理場をすりぬけていました。
(2) 二次マイクロプラスチック(secondary microplastics)
海洋で最も多いマイクロプラスチックは、プラスチック製品が外的要因で劣化することで発生する「二次マイクロプラスチック」です。ポイ捨てされたポリ袋やペットボトル、たばこのフィルターなどのプラスチックごみが側溝から川を伝い海に流れ着き、太陽の紫外線により劣化して脆くなり分解されます。
(ウォータースタンド(株)HPより
https://waterstand.jp/waterlife/water_environment/waterlife00067.html

(うみ)人間(にんげん)地球(ちきゅう)()むうえで()かせない資源(しげん)環境(かんきょう)()()している。(うみ)(かか)わる仕事(しごと)をしている(ひと)たちの生活(せいかつ)(まも)るためにも、(うみ)環境(かんきょう)資源(しげん)(まも)ることはとても大切(たいせつ)なんだ。

(わたし)たちに出来(でき)ること

みんなお(さかな)()きかな??このまま(ざかな)()(つづ)けていると、(さかな)()べられなくなるかもしれないんだ。。。絶滅(ぜつめつ)危機(きき)にあったり、(さかな)()()ぎで(さかな)資源(しげん)()っていたり。。。



そこで(かんが)えられたのが、【持続(じぞく)可能(かのう)適切(てきせつ)管理(かんり)され、環境(かんきょう)配慮(はいりょ)した漁業(ぎょぎょう)認証(にんしょう)する制度(せいど)】!!「(うみ)のエコラベル」MSC認証(にんしょう)だよ!!



近所(きんじょ)のお(みせ)でMSCラベルのついた商品(しょうひん)(さが)してみよう!!

(うみ)(ゆた)かさを(まも)るための日本(にほん)での()()

日本(にほん)でも、国内外(こくないがい)から(うみ)(なが)()海洋(かいよう)ごみによる(あく)影響(えいきょう)や、漁獲(ぎょかく)(りょう)減少(げんしょう)している水産物(すいさんぶつ)があることなどが問題(もんだい)となっているよ。(とく)にプラスチックの問題(もんだい)は、日本(にほん)企業(きぎょう)(あいだ)でも注目(ちゅうもく)されています。たとえば、使用済(しようず)みの自社(じしゃ)のプラスチック製品(せいひん)回収(かいしゅう)して商品(しょうひん)へとリサイクルする仕組(しく)みをつくったり、容器(ようき)包装(ほうそう)のための素材(そざい)をプラスチックから環境(かんきょう)負荷(ふか)(すく)ない素材(そざい)()えたりする()()みが(さか)んに(おこな)われているんだ。

(うみ)(ゆた)かさを(まも)るための世界(せかい)(ちゅう)での()()

(うみ)(ゆた)かさを(まも)るために、プラスチックをはじめとする海洋(かいよう)ごみの削減(さくげん)()()んだり、(しょう)エネルギー(えねるぎー)()()んで二酸化(にさんか)炭素(たんそ)排出(はいしゅつ)(りょう)()らしたり、水産物(すいさんぶつ)漁獲(ぎょかく)(りょう)規制(きせい)(もう)けて適切(てきせつ)管理(かんり)(すす)めたりと、さまざまな努力(どりょく)(つづ)けられています。プラスチックごみを()らすために、小売店(こうりてん)()(もの)をする(さい)のビニール(ぶくろ)をマイバッグに()えたり、有料(ゆうりょう)にしたりする()()みも、(うみ)(まも)るために(おこな)われていることの(ひと)つです。(おな)じように、飲食店(いんしょくてん)でプラスチック(せい)のストローを(かみ)ストローに()える()()みも話題(わだい)になっています。

(うみ)にごみはすてない(()たり(まえ)のことだけど)

ターゲット

それぞれの目標(もくひょう)には、その内容(ないよう)をより(こま)かく(しめ)したターゲットが7項目(こうもく)設定(せってい)されているよ。
(くわ)しくは()てみてね!

14.1 2025年までに、海洋堆積物や富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。

14.2 2020年までに、海洋及び沿岸の生態系に関する重大な悪影響を回避するため、強靱性(レジリエンス)の強化などによる持続的な管理と保護を行い、健全で生産的な海洋を実現するため、海洋及び沿岸の生態系の回復のための取組を行う。

14.3 あらゆるレベルでの科学的協力の促進などを通じて、海洋酸性化の影響を最小限化し、対処する。

14.4 水産資源を、実現可能な最短期間で少なくとも各資源の生物学的特性によって定められる最大持続生産量のレベルまで回復させるため、2020年までに、漁獲を効果的に規制し、過剰漁業や違法・無報告・無規制(IUU)漁業及び破壊的な漁業慣行を終了し、科学的な管理計画を実施する。

14.5 2020年までに、国内法及び国際法に則り、最大限入手可能な科学情報に基づいて、少なくとも沿岸域及び海域の10パーセントを保全する。

14.6 開発途上国及び後発開発途上国に対する適切かつ効果的な、特別かつ異なる待遇が、世界貿易機関(WTO)漁業補助金交渉の不可分の要素であるべきことを認識した上で、2020年までに、過剰漁獲能力や過剰漁獲につながる漁業補助金を禁止し、違法・無報告・無規制(IUU)漁業につながる補助金を撤廃し、同様の新たな補助金の導入を抑制する**。

14.7 2030年までに、漁業、水産養殖及び観光の持続可能な管理などを通じ、小島嶼開発途上国及び後発開発途上国の海洋資源の持続的な利用による経済的便益を増大させる。

14.a 海洋の健全性の改善と、開発途上国、特に小島嶼開発途上国および後発開発途上国の開発における海洋生物多様性の寄与向上のために、海洋技術の移転に関するユネスコ政府間海洋学委員会の基準・ガイドラインを勘案しつつ、科学的知識の増進、研究能力の向上、及び海洋技術の移転を行う。

14.b 小規模・沿岸零細漁業者に対し、海洋資源及び市場へのアクセスを提供する。

14.c 「我々の求める未来」のパラ158において想起されるとおり、海洋及び海洋資源の保全及び持続可能な利用のための法的枠組みを規定する海洋法に関する国際連合条約(UNCLOS)に反映されている国際法を実施することにより、海洋及び海洋資源の保全及び持続可能な利用を強化する。

**現在進行中の世界貿易機関(WTO)交渉およびWTOドーハ開発アジェンダ、ならびに香港閣僚宣言のマンデートを考慮。

17の目標(もくひょう)

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