リサイクルと再利用について考えたことはあるかな?
世界じゅうで、毎日たくさんのゴミが生まれているね。土の中に埋めないといけないゴミが海の中に捨てられたりして地球には良くない状態だと思う。
ものをつくることに関しても、本当はいらないものをたくさん作った結果ゴミになってしまったりすることもあるね。最近だと「フードロス」といって、必要以上に食べものを作ったり買ったりして食べきれなかった食べものを捨ててしまったりすることも問題になっている。
たくさんの食べものが余って捨てられる一方で、食べものが手に入らず苦しんでいる人がいたり、私たちが捨てたゴミを食べた自然のいきものたちが苦しんで死んでしまったりすることもあるんだよね。
豊かな地球の資源やエネルギーを使って大量生産・消費し、廃棄している。地球に負担をかけて、わたしたちにとっても安全な環境を失ってしまうことになる。世界中のすべての人が快適な暮らしをこれからも続けていくために、衣食住をはじめとする生活に必要なモノから、その生産に必要なモノ、地球の資源まで、無駄遣いをしていないかもう一度考えることがこの目標「つくる責任つかう責任」だよ。
3Rは知ってるよね
今、【Refuse(リフューズ)】を足して、4Rって言ったりするんだ。リフューズ=断る…ゴミになる物を断る、受け取らないってことなんだ。コンビニやスーパーでの買い物ではマイバックを使う、割りばしやストローを受け取らないってことが【リフューズ】になるよ。今日からみんなもやってみよう!!
日本のごみのリサイクル率はこの数年下がっており、2018年度は19.9%でした。ヨーロッパを中心にリサイクル推進国が50%以上のリサイクル率を達成する中、これは決して高い水準ではありません。また、食べられる状態のまま食品が廃棄されてしまう「フードロス」の量は年間約612万トンを超え、早急な対策が求められています。消費者の立場での取り組みとして有名になったのは、3R(リデュース、リユース、リサイクル)です。買い物に行くときにマイバッグを利用したり、容器包装プラスチックやペットボトルなどごみの分別と回収に協力したりすることも、生産と消費の課題を解決する第一歩です。また、家庭でもできるだけ食べ残す食品を減らすこと、さらに、フードロスの削減や省エネルギーなどに取り組んでいる企業の製品を選んで使うことなども、個人でできる取り組みの一つです。
世界の企業の間でも、生産と流通の過程で出る廃棄物を減らすことや、資源の利用効率を上げて省エネを進めること、リサイクル・リユースを広めることなどに取り組んでいるのが一般的になっています。製造の過程で出る廃棄物を減らすための取り組みには、ペットボトルから家電といった使用済の製品を回収して素材や部品をリサイクルしたり、食品を加工するときに出る野菜の破片を肥料や飼料に利用したりする取り組みが挙げられます。