住み続けられるまちとは、地震や台風などの自然災害が起きても早く回復できる持続可能なまちのことだよ。いま、世界の人口の約半分が大きな建物がたくさんあり、住みやすく整理された「都市」に住んでいると言われているね。
都市にはにぎやかだったり仕事が多いという田舎よりすぐれたところがあるけれど、反面自然災害に強くないと一度にたくさんの人が住む場所をなくしてしまったり、また怖い人や悪い人がたくさんいてとても危険な街があったり、いろいろな問題も抱えているね。
これからは、もっと多くの人が都市での暮らしを選ぶと予想されているよ。すべての人がより安全に、そして安心で便利な暮らしができるように考えながら生活を工夫していく。これが「住み続けられるまちづくりを」ということだね。
みんなが住んでいるところはどんなまちかな?みんなの住む市区町村がどんなSDGsに関する取り組みをしてるか調べてみよう。
これは、日本経済新聞の「全国市区・サステナブル度・SDGs先進度調査」のランキングだよ。これからもずっと住み続けたいまちのヒントが見つかるかもしれないよ!
日本国内での課題に目を向けてみると、台風や大雨、猛暑などの被害に対するリスク管理や対策が挙げられまするよ。また、高齢者の一人暮らし世帯が増えたことで、都市部でも食べ物の購入に苦労する人が増え、「食料品アクセス問題」として社会的な課題となっているんだ。
食品の製造や小売に関わる企業の間では、災害発生時に水やカップ麺などの支援物資を被災地に送れるよう備えている企業が増えています。また、店舗の商品をインターネットで注文するとその日のうちに自宅まで届けてくれるサービスも広まってきましたいるんだ。商品の配達と併せて、高齢者の安否確認を行うサービスも実施されているよ。
すべての人が安全で快適に住み続けられる街をつくるために最低限必要なことは、安全で安価な住居を増やし、電気や上下水道などの基礎的なインフラや、すべての人が手軽に利用できる公共交通機関を整えることです。特に開発途上国では都市が急速に増加していて、都市環境の整備が追いついていないため、海外からの資金面や技術面での支援が続けられています。
それぞれの目標には、その内容をより細かく示したターゲットが7項目設定されているよ。
詳しくはを見てみてね!
11.1 2030年までに、すべての人々の、適切、安全かつ安価な住宅及び基本的サービスへのアクセスを確保し、スラムを改善する。
11.2 2030年までに、脆弱な立場にある人々、女性、子ども、障害者及び高齢者のニーズに特に配慮し、公共交通機関の拡大などを通じた交通の安全性改善により、すべての人々に、安全かつ安価で容易に利用できる、持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する。
11.3 2030年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、すべての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。
11.4 世界の文化遺産及び自然遺産の保護・保全の努力を強化する。
11.5 2030年までに、貧困層及び脆弱な立場にある人々の保護に焦点をあてながら、水関連災害などの災害による死者や被災者数を大幅に削減し、世界の国内総生産比で直接的経済損失を大幅に減らす。
11.6 2030年までに、大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市の一人当たりの環境上の悪影響を軽減する。
11.7 2030年までに、女性、子ども、高齢者及び障害者を含め、人々に安全で包摂的かつ利用が容易な緑地や公共スペースへの普遍的アクセスを提供する。
11.a 各国・地域規模の開発計画の強化を通じて、経済、社会、環境面における都市部、都市周辺部及び農村部間の良好なつながりを支援する。
11.b 2020年までに、包含、資源効率、気候変動の緩和と適応、災害に対する強靱さ(レジリエンス)を目指す総合的政策及び計画を導入・実施した都市及び人間居住地の件数を大幅に増加させ、仙台防災枠組2015-2030に沿って、あらゆるレベルでの総合的な災害リスク管理の策定と実施を行う。
11.c 財政的及び技術的な支援などを通じて、後発開発途上国における現地の資材を用いた、持続可能かつ強靱(レジリエント)な建造物の整備を支援する。
目標は全部で17個!
下の17の目標から気になる項目をクリックしてみよう!