のどが渇いたらすぐに水道から綺麗きれいな水が飲めるし、トイレも安全に使うことができるよね。でも、このような国はとても少ないんだ。安全な水を飲むことができないのは世界に約22億人、安全なトイレを使えないのは世界に約42奥億人もいるんだよ。
そんなにたくさんの人が困っているんだね…。
特に発展途上国では泥や細菌、動物の排泄物がまじった汚れた水を飲むことで、命にかかわるような健康被害が起きてしまっているんだ。
トイレも、道端や草むらで用を足したり、きちんと手洗いをしないことで細菌が体の中に入ってさまざまな病気を引き起こしてしまうことがあるね。
石鹸で洗って手を清潔に保つことはとても大事なことだというのは、私達もコロナウィルスから学んだけれど、途上国では必要な水を手に入れるために長時間歩いて移動しなくてはいけなかったりするんだ。しかもそうやって水を汲みに行くのがこどもだと、そこに時間を取られるせいで勉強もできなかったりするよ。
この問題は今まで見てきた貧困・教育・健康…そういったことにも繋がっているんだね。
みんなは手をあらう時やお風呂に入る時、水を出しっぱなしにしてないかな??水はかぎられた資源だから、大切に使う必要があるんだ。貴重な水はこんな風にぐるぐる旅をしている。
人は途中で、洗濯やトイレなどの生活排水や工場排水などで水を汚しているんだ。。。水を大切に使うこと、水をきれいにすること、、、私たち何ができるか考えてみよう
さまざまな製品をつくる工場でも、多くの水が使われます。そこで日本の企業でも、節水型の設備を利用して水の効率的な利用を心がけたり、海や河川の汚染を防ぐために工場の排水に有害な化学物質などが含まれないよう管理したりすることは、既に一般的な取り組みになっているのです。さらに、水源の水質を守るために森林が大きな役割を果たしていることに着目し、地域と協力して森林の保護に取り組んだり、水と森林の大切さを子どもたちに教えるプログラムを実施したりしている企業もあります。
開発途上地域への支援としては、既にさまざまな団体が、安全な水を提供するための給水活動や、トイレの設置などの取り組みを進めています。さらに、水をくみ上げるためのポンプや水をきれいにするためのろ過器、安全に水をためておけるタンク、トイレを水洗式にするための浄化槽といった、水道や電気などのインフラが整っていない場所でも使える機器を開発・提供している企業も多くあります。
それぞれの目標には、その内容をより細かく示したターゲットが7項目設定されているよ。
詳しくはを見てみてね!
6.1 2030年までに、すべての人々の、安全で安価な飲料水の普遍的かつ平等なアクセスを達成する。
6.2 2030年までに、すべての人々の、適切かつ平等な下水施設・衛生施設へのアクセスを達成し、野外での排泄をなくす。女性及び女子、ならびに脆弱な立場にある人々のニーズに特に注意を払う。
6.3 2030年までに、汚染の減少、投棄廃絶と有害な化学物や物質の放出の最小化、未処理の排水の割合半減及び再生利用と安全な再利用の世界的規模での大幅な増加により、水質を改善する。
6.4 2030年までに、全セクターにおいて水の利用効率を大幅に改善し、淡水の持続可能な採取及び供給を確保し水不足に対処するとともに、水不足に悩む人々の数を大幅に減少させる。
6.5 2030年までに、国境を越えた適切な協力を含む、あらゆるレベルでの統合水資源管理を実施する。
6.6 2020年までに、山地、森林、湿地、河川、帯水層、湖沼などの水に関連する生態系の保護・回復を行う。
6.a 2030年までに、集水、海水淡水化、水の効率的利用、排水処理、リサイクル・再利用技術など、開発途上国における水と衛生分野での活動や計画を対象とした国際協力と能力構築支援を拡大する。
6.b 水と衛生に関わる分野の管理向上への地域コミュニティの参加を支援・強化する。
目標は全部で17個!
下の17の目標から気になる項目をクリックしてみよう!