世界には、けがや病気の治療を受けたくても受けられない人がたくさんいるよ。
それって、お金がないせい?
もちろんそれもあるけれど、お医者さんが足りないことも原因の1つになっている。
そうか。いくらお金がたくさんあってもお医者さんがいなかったら治療をうけることはできないよね。
たとえば、日本では治療を受けたい人(患者さん)約400人に対して1人のお医者さんがいる。でも、世界には患者さん約6,7万人に対して1人しかお医者さんがいない地域もあるんだ。
えっ!1人でそんなにたくさんの患者さんを見るのは無理だよね?
そんな今の世の中では、5秒に1人という早さでこどもがなくなってしまっているんだ。この目標は、そんな子どもたちはもちろん、すべての人が体も心も健康でいられることを目指しているよ。病気だけじゃなく、お酒やたばこの害、交通事故や環境汚染を減らすこともこの目標には含まれているんだ。世界じゅうの人が、心も体も元気に過ごせる社会を作るのが「すべての人に健康と福祉を」だよ!
新型コロナウィルスの流行で、毎日マスクをして行動したり、手洗い・うがい・消毒をしているよね。
それはどうしてだろう??自分が病気になるのを予防するだけではなく、ほかの人にうつすことも予防できるんだ。そういった知識や情報が無かったら、感染はどんどん広がってしまう。薬やお医者さんなどの医療環境の整備はもちろん、病気の予防に対する正しい知識の提供、教育も重要なんだ。
ってみたことあるかな?
【母子健康手帳】とは
1942年、日本では妊産婦の健康管理を基本にした「妊産婦手帳」がつくられ、子どもの健康記録である「乳幼児体力手帳」もありました。1948年には、別々だった手帳を1冊にまとめた「母子手帳」が交付されます。母親と子どもの健康記録を一緒に見る手帳は、世界初の試みだったのです。妊産婦手帳・母子手帳は、物資が少なかった時代に、乳児に必要なものを優先的にもらえる配給手帳も兼ねていました。
いちばんの特徴は、妊娠中の母親と 生まれた子どもの健康の記録を1冊の手帳で管理できること。保護者が、健康記録や医療情報を家庭で持つことができるのも大きな特徴です。「母子手帳」は、1966年に「母子健康手帳」に改称されました。誕生から長年にわたって、日本の乳児死亡率の低下にも大きな役割を果たしています。
( NHK すくすく子育て情報より https://www.nhk.or.jp/sukusuku/p2021/ms_887.html )
日本で生まれたこの手帳、日本政府の健康と福祉に関する取り組みの一つとして、アジア・アフリカ諸国に広がっているんだ。どんなことが書いてあるのか、見せてもらってね。
日本企業の間でも、開発途上地域で感染症対策として手指のアルコール消毒を広めたり、感染症検査の試薬の開発に取り組んだり、蚊が媒介するマラリアを防ぐための蚊帳(かや)を提供したりと、開発途上国への支援に取り組む動きが広がっているよ。
日本は世界でトップクラスの長寿国。
高齢化社会においても医療費が増大しないように、を延ばすことを国として推進しています。
【健康寿命】とは
健康寿命とは、簡単に言うと「老化や病気などで不自由な状態にならずに生活できる期間」のことです。2000年にWHO(世界保健機関)が「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義し、ただ寿命を延ばすだけでなく、いかに健康に生活できる期間を延ばすかに関心が高まっています。
(介護健康福祉のお役立ち通信より https://carenote.jp/kenkouzyumyou/#i )
世界中の人々の健康を確保し福祉を促進するためには、病院などの衛生的な施設を充実させ、医療従事者の育成に力を入れること、水やトイレをはじめとする衛生状態を改善していくことが基本です。また、適正な費用で医療を受けられるよう保険制度を整えるための財源を確保すること、性別や年齢、住んでいる国や地域に関わらず、必要な時に医療にアクセスできる医療体制の整備などを行っていく必要があります。