飢餓(きが)をゼロに

飢餓(きが)とは、()べものが()りない(なが)間食(かんしょく)べられず、栄養(えいよう)()りないせいで()きることや生活(せいかつ)することがむずかしい状態(じょうたい)のことを()うよ。

明日(あした)()べるものがあるかどうかもわからない、そんな(ひと)世界(せかい)じゅうにたくさんいるんだね。

貧困(ひんこん)状態(じょうたい)(ひと)世界(せかい)の9(にん)に1(にん)といわれているけど、飢餓(きが)状態(じょうたい)(ひと)世界(せかい)の10(にん)に1(にん)もいるんだよ。

貧困(ひんこん)状態(じょうたい)(ひと)(おな)じくらい、飢餓(きが)(くる)しんでいる(ひと)がいるんだね。

(とく)に、地震(じしん)大雨(おおあめ)のような自然(しぜん)災害(さいがい)()きやすい地域(ちいき)や、戦争(せんそう)()こっている地域(ちいき)飢餓(きが)(ひと)()えやすいといわれているよ。

そのような場所(ばしょ)では(あぶ)ないときには()げないといけないし、そんな様子(ようす)では()()いて食料(しょくりょう)(そだ)てることはどうしても(むずか)しくなってしまうよね。

こどもの()べものが()りなくてしっかりと成長(せいちょう)できなくなってしまうのも問題(もんだい)だね。

大人(おとな)だって栄養(えいよう)()りてないと病気(びょうき)になりやすくなったり、本当(ほんとう)なら(なお)せる病気(びょうき)まで(なお)らなくなってしまうよね。

すべての(ひと)栄養(えいよう)のある食事(しょくじ)(つづ)けて()(はい)れられるようなしくみを(つく)るために、たくさんの企業(きぎょう)()()んでいるよ。それが「飢餓(きが)をゼロに」ということだね。

(わたし)たちに出来(でき)ること

給食(きゅうしょく)(いえ)でのご(はん)(おお)くて(のこ)したり、(きら)いな野菜(やさい)()べずに()てていないかな?世界(せかい)には()(もの)不足(ふそく)して(こま)っている(くに)(おお)いのに、日本(にほん)(ふく)先進(せんしん)(くに)では()べられるものをたくさん()てているんだ。。。

賞味期限(しょうみきげん)消費(しょうひ)期限(きげん)(ちが)いをしっているかな?

まだ()べられるのに()てていないか、(かんが)えてみよう。地元(じもと)農家(のうか)市場(しじょう)野菜(やさい)()って参加(さんか)する、食料(しょくりょう)計画的(けいかくてき)消費(しょうひ)して無駄(むだ)()ててしまうことをやめるなど、(わたし)たちの身近(みぢか)活動(かつどう)飢餓(きが)をなくすことにつながります。

【地産地消】とは
地産地消とは、地域で生産されたものをその地域で消費することですが、国の基本計画では、地域で生産されたものを地域で消費するだけでなく、地域で生産された農産物を地域で消費しようとする活動を通じて、農業者と消費者を結び付ける取組であり、これにより、消費者が、生産者と『顔が見え、話ができる』関係で地域の農産物・食品を購入する機会を提供するとともに、地域の農業と関連産業の活性化を図ることと位置付けています。
(農林水産省「地産地消推進検討会中間取りまとめ」から )

日本(にほん)()()

・たくさんの企業(きぎょう)()()んでいる課題(かだい)としては、()べものを(あま)らせて()ててしまう問題(もんだい)があります。
栄養(えいよう)バランスのよいメニューを(かんが)えたり、小中(しょうちゅう)学生(がくせい)生産(せいさん)()での体験(たいけん)授業(じゅぎょう)などによる食育(しょくいく)()ったりして、(しょく)への意識(いしき)(たか)める活動(かつどう)()()んでいる企業(きぎょう)もあります。

【フードロス(食品ロス)】とは
食品ロスとは、まだ食べられるのに廃棄される食品のことです。
日本では、年間2,531万トン(※)の食品廃棄物等が出されています。このうち、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は600万トン(※)。
これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料援助量(2019年で年間約420万トン)の1.4倍に相当します。
また、食品ロスを国民一人当たりに換算すると"お茶腕約1杯分(約130g)の食べもの"が毎日捨てられていることになるのです。「もったいない」と思いませんか? 大切な資源の有効活用や環境負荷への配慮から、食品ロスを減らすことが必要です。
• ※農林水産省及び環境省「平成30年度推計」
(消費者庁公式サイトより
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/
information/food_loss/education/

飢餓(きが)(たい)する世界(せかい)()()

飢餓(きが)問題(もんだい)解決(かいけつ)するために、世界(せかい)じゅうでいろいろな()()みが(おこな)われています。たとえば…
満足(まんぞく)食事(しょくじ)ができずに栄養(えいよう)がたりなくなってしまった(ひと)()べものをくばる。
病気(びょうき)になっても病院(びょういん)()けない(ひと)のところにお医者(いしゃ)さんや看護(かんご)()さんが()かう。
貧困(ひんこん)(くる)しむこどもたちでも安心(あんしん)して勉強(べんきょう)できるようなしくみを(つく)る。
(うえ)のような活動(かつどう)のためにお(かね)(あつ)める。

世界(せかい)飢餓(きが)について調(しら)べよう

毎日(まいにち)()べているもの食材(しょくざい)はどこでだれが(つく)っているのかな?生産者(せいさんしゃ)調理(ちょうり)してくれた(ひと)(こと)(かんが)えてみよう

()(もの)をむだにしないそのためにどうすればいいか(かんが)えよう

ターゲット

それぞれの目標(もくひょう)には、その内容(ないよう)をより(こま)かく(しめ)したターゲットが7項目(こうもく)設定(せってい)されているよ。
(くわ)しくは()てみてね!

2.1 2030年までに、飢餓を撲滅し、すべての人々、特に貧困層及び幼児を含む脆弱な立場にある人々が一年中安全かつ栄養のある食料を十分得られるようにする。

2.2 5歳未満の子どもの発育阻害や消耗性疾患について国際的に合意されたターゲットを2025年までに達成するなど、2030年までにあらゆる形態の栄養不良を解消し、若年女子、妊婦・授乳婦及び高齢者の栄養ニーズへの対処を行う。

2.3 2030年までに、土地、その他の生産資源や、投入財、知識、金融サービス、市場及び高付加価値化や非農業雇用の機会への確実かつ平等なアクセスの確保などを通じて、女性、先住民、家族農家、牧畜民及び漁業者をはじめとする小規模食料生産者の農業生産性及び所得を倍増させる。

2.4 2030年までに、生産性を向上させ、生産量を増やし、生態系を維持し、気候変動や極端な気象現象、干ばつ、洪水及びその他の災害に対する適応能力を向上させ、漸進的に土地と土壌の質を改善させるような、持続可能な食料生産システムを確保し、強靭(レジリエント)な農業を実践する。

2.5 2020年までに、国、地域及び国際レベルで適正に管理及び多様化された種子・植物バンクなども通じて、種子、栽培植物、飼育・家畜化された動物及びこれらの近縁野生種の遺伝的多様性を維持し、国際的合意に基づき、遺伝資源及びこれに関連する伝統的な知識へのアクセス及びその利用から生じる利益の公正かつ衡平な配分を促進する。

2.a 開発途上国、特に後発開発途上国における農業生産能力向上のために、国際協力の強化などを通じて、農村インフラ、農業研究・普及サービス、技術開発及び植物・家畜のジーン・バンクへの投資の拡大を図る。

2.b ドーハ開発ラウンドの決議に従い、すべての形態の農産物輸出補助金及び同等の効果を持つすべての輸出措置の並行的撤廃などを通じて、世界の農産物市場における貿易制限や歪みを是正及び防止する。

2.c 食料価格の極端な変動に歯止めをかけるため、食料市場及びデリバティブ市場の適正な機能を確保するための措置を講じ、食料備蓄などの市場情報への適時のアクセスを容易にする。

17の目標(もくひょう)

目標(もくひょう)全部(ぜんぶ)で17()
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