みんなは「貧困」って知っているかな?
「貧困」…お金がなくて困っていることだよね?
生きていくのにお金が必要になることはたくさんあるからね。たとえば、おなかがすいても食べるものがない、勉強したくても学校へ行けない、病気になっても病院に行けない…などのことだよ。
もしそんなことになったら、とってもつらいね。
その中でも特に苦しい、1日約200円未満で生活をしなければいけない状態のことを「極度に貧しい状態」というんだよ。
世界全体を見てみると、10人に1人がその「極度に貧しい状態」で暮らしているんだよ。
そんなに多いの?ほんとうかなあ…
わたしたちがくらす日本でも、今6人に1人が貧困といわれているんだ。
そうなんだ。貧困の問題は遠いほかの国だけで起きているわけではないんだね。
世界中の貧困に苦しんでいる人たちを救うために、世界の国々、もちろん日本もいろんな取り組みをしているんだよ。
わたしたちになにができるかな?
支援に必要なお金が集まるように、寄付や募金をするのがもっとも身近な方法だよ。
赤い羽根募金は福祉・災害・ボランティア活動支援に
【緑の羽根募金】は緑化運動に活用されているよ。
学校でも集めているね。
1点→1円で品物が買えるんだけど、代金の10%が財団に寄付されて、震災で被害を受けた学校や海外への援助に使われているんだ。
【ベルマーク】とは
「自分たちの学校づくり」と「お友達への教育援助」。ベルマーク運動には、2つの機能があります。自分たちの学校のためにマークを集めることが自動的に、厳しい教育環境にあるお友達の役にも立つ仕組みなのです。「協賛会社」が商品に付けているマークを登録参加のPTAや公民館などが集め、整理・計算して財団に送ると1点が1円に換算されてベルマーク預金になります。 その預金で、自分たちの学校に必要な設備・教材が「協力会社」から購入できます。すると、その購入金額の10%が自動的にベルマーク財団に寄付され、へき地の学校や特別支援学校、災害で被災した学校への支援、アジアの子どもたちを助けるNPOへの支援など、さまざまな教育援助活動に使われます。
( ベルマーク教育助成財団サイトより https://www.bellmark.or.jp/)
それ以外にも、募金の呼びかけや支援イベントなどを手助けするためのボランティア活動や、各地のこども食堂などの支援拠点での活動サポートなど、さまざまなかたちで参加することが貧困の問題を解決することにつながるよ。
みんなはって知っているかな?
【子ども食堂】とは
こども食堂とは、地域住民や自治体が主体となり、無料または低価格帯で子どもたちに食事を提供するコミュニティの場を指しています。
また、単に「子どもたちの食事提供の場」としてだけではなく、帰りが遅い会社員、家事をする時間のない家族などが集まって食事をとることも可能です。
このように、「人が多く集まる場所」ができたことで、地域住民のコミュニケーションの場としても機能しているのです。
こども食堂は、民間発の自主的、自発的な取り組みから始まりました。
(出典:農林水産省公式サイト「子供食堂と連携した地域における食育の推進」)
無料もしくは安価で食事と食事する場を提供している活動なんだ。食事の提供だけじゃなく、勉強のサポートやこどもの居場所づくりをしている。
赤い羽根募金で集まった募金の一部も、福祉支援の一環として使われているよ。
貧困の問題を解決するために、世界じゅうでもいろいろな取り組みが行われていまするよ。
たとえば…
・満足な食事ができずに栄養がたりなくなってしまった人に食べものをくばる。
・病気になっても病院へ行けない人のところにお医者さんや看護師さんが向かう。
・貧困に苦しむこどもたちでも安心して勉強できるようなしくみを作る。
・上のような活動のためにお金を集める。これらの支援活動には、多くの寄付やサポートが必要なんだ。
それぞれの目標には、その内容をより細かく示したターゲットが7項目設定されているよ。
詳しくはを見てみてね!
1.1 2030年までに、現在1日1.25ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる。
1.2 2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、すべての年齢の男性、女性、子どもの割合を半減させる。
1.3 各国において最低限の基準を含む適切な社会保護制度及び対策を実施し、2030年までに貧困層及び脆弱層に対し十分な保護を達成する。
1.4 2030年までに、貧困層及び脆弱層をはじめ、すべての男性及び女性が、基礎的サービスへのアクセス、土地及びその他の形態の財産に対する所有権と管理権限、相続財産、天然資源、適切な新技術、マイクロファイナンスを含む金融サービスに加え、経済的資源についても平等な権利を持つことができるように確保する。
1.5 2030年までに、貧困層や脆弱な状況にある人々の強靱性(レジリエンス)を構築し、気候変動に関連する極端な気象現象やその他の経済、社会、環境的ショックや災害に暴露や脆弱性を軽減する。
1.a あらゆる次元での貧困を終わらせるための計画や政策を実施するべく、後発開発途上国をはじめとする開発途上国に対して適切かつ予測可能な手段を講じるため、開発協力の強化などを通じて、さまざまな供給源からの相当量の資源の動員を確保する。
1.b 貧困撲滅のための行動への投資拡大を支援するため、国、地域及び国際レベルで、貧困層やジェンダーに配慮した開発戦略に基づいた適正な政策的枠組みを構築する。
目標は全部で17個!
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